ミズダコなのになぜか「マダコ(真だこ)」と呼ぶこともある

世界最大のタコ、ミズダコ
主に関東以北や北海道で獲れる大型のタコがミズダコです。

ウィキペディアでは東北以北の寒帯に生息、と書かれていますが、新潟県や富山県でも漁獲されます。

その大きさは世界最大と言われています。

一方、南方系のマダコ(真だこ)。比較的温かい海に住んでいます。明石のタコが有名ですよね。そして「真ダコ」というだけあって、タコといえば本種を指すことが多いようです。

でも、ミズダコも時にはマダコ、、と呼ぶことがあるのです。

ミズダコのメスを真だこ、と呼ぶこともある。

一部の産地や、市場では、このミズダコのメスのことを“真だこ”と呼んでいます。

真だこ、というのは、北海道の人からしたら自分のところで水揚げされるタコが真だこ(真のたこ)だ、というプライドがあるのだと思います。

もしくはミズダコのメスは真だこのように美味しいからそのように呼んでいるのかもしれません。

商品名として「真だこ」としているのかもしれません。

買う時には本物の真だこと間違えないよう、気を付けてくださいね。

販売している側も分からずに「真だこ」としている場合もありますので。

どちらも美味しいですけどね。

酢だこの真大、真中とは?

よく北海道で生産される酢だこが入っている樽には「真中」「真大」と書かれています。

これは「真だこの中サイズ、大サイズ」という意味です。

つまり「ミズダコの中サイズ、大サイズ」ということなんですね。

タコの種類としては「ミズダコ」なのです。