日本海で水揚げされる南蛮えび(ホッコクアカエビ)。
甘エビ、とも呼ばれていますね。
ロシアの日本海でも水揚げされています。
そのロシア産の南蛮エビのサイズ、または獲っている船によって違う品質について解説します。
ロシア産の南蛮エビサイズ
南蛮エビのサイズに関して、解説します。
- 2Lの表記 1キロの中に50~55尾入っている、という規格です。
- LAの表記 1キロの中に55~65尾入っている、という規格です。
- Lの表記 1キロの中に65~75尾入っている、という規格です。
- Mの表記 1キロの中に70~80尾入っている、という規格です。
という感じに1kg内の尾数によってサイズ分けがされています。
ロシア産の南蛮エビのブランドとグレードについて
ロシア産の南蛮エビは獲っている船によって品質が違います。
水揚げ後の温度管理だったり、取り扱いで、品質と価格に差が出ます。
その船の名前がそのままブランドになっています。
グレードとして、規格があるわけではありません。
ただ、業界ではブランドによってグレード分けされています。
ここでは1級品質から3級品グレードまで解説します。
※ロシア語の読みなので、カタカナ表記が間違っていたらご容赦ください。
ロシア産南蛮エビ一級品質グレードのブランド
それでは一級品といわれるブランド(船)をご紹介します。
- アレキサンドリット
- アサンダ
- ステラカリーナ
- ラビニ
- ボルカニ
この辺りが色も良く、尾の折れなどもない一級品質のブランドです。
ロシア産の南蛮エビ 二級品質グレードのブランド
それでは二級品質のブランドを見ていきましょう。
- アクロス
- ウゾン
- アソーラ
この辺りのブランドは尾が折れていたりします。
色もそんなに悪くはありません。
中くらいの品質でそれほど悪い、というものでもありません。
ロシア産の南蛮エビ 三級品質グレードのブランド
それでは三級品質のものを見ていきましょう。
- アレキサンドラ(このアレキサンドラは、一級品質のアレキサンドリットと名前が似ていますが、違うものです。
このブランドはエビ自体に白濁があります。
それと、一サイズ小さく作るそうです。
つまりLサイズと書いてあっても、実際中身はMサイズということです。
色も白濁があったりします。
当然尾も折れていたりします。
生食というよりは加工用、といったところです。
ただ、価格は一番安いです。
なので唐揚げや剥き身にするにはいいと思います。
冷凍南蛮エビ保管は低温を維持する
このように冷凍南蛮エビはデリケートな商品です。
そのため、夏場などはダブルカートンと呼ばれる、二重の箱に入ったものだと安心です。
箱が二重になっているだけで空気の出入りが減ります。
また移動の際の保冷にも役に立ちます。
南蛮エビはなるべくマイナス40℃以下で保管したいものです。
マイナス23℃近辺ならなら一カ月位しかもちません。
それから保管には風の出入りを避けることも大切です。
風があると尾や殻が乾いて変色します。
風と温度に気を付けて保管しましょう。