書評:ワークマンはなぜ2倍売れたか?/酒井大輔著 これを呼んだらワークマンの株を買いたくなる!

ワークマンという会社をご存知でしょうか? 群馬にあるベイシアグループの一つです。

元々職人のためのお店でしたが 2018年にワークマンプラスとして店舗を改装したところ 売上が一気に増えました。

アウトドア衣料の店としても男性から女性にも人気が出ているブランドです。

ワークマンプラスは「見せ方を変えただけ」で爆売れした!

でもワークマンプラスは、商品構成を変えたわけではなく、同じ商品で見せ方を変えただけなのです。

今まで売っていたものをアウトドア衣料として売っただけでめちゃくちゃ売れています。

すごいですよね。

そういう 自分を再定義するような考え方私は大好きです。

発注は自動化

発注を自動発注にしたら、売り上げが伸びたそうです。

すごいことですよね。

そのロジックは直近28日間の売れ行きを元にしているそうです。

そしてその中でも

  • 1ヶ月に4個以上出る商品とそれ以下の商品で発注数量のレベルを変える
  • 過去のデータを使って同じく過去の売上を予測して精度が良いかどうかを検証する

という在庫管理システムの検証方法は目からうろこでした。

ブルーオーシャン戦略

また「競争が嫌い」と言って競争を避けてブルーオーシャンを探すスタイルは素晴らしいと思います。

「ユニクロがもしスポーツ用品やアウトドアに進出してきたから撤退する」と言う徹底して競争を避ける戦略です。

Amazonに勝つ!

「Amazon に勝つ」、と言っているところもいいですね。

ここは競争しているな、と思ったら、そうではありませんでした。

通販よりもネットで注文して店舗で受け取る、しかも店舗の在庫を活用するのですぐに受け取れる。

狭い日本ではこっちの方が便利なのではないかという話でした。

確かに私も届けてもらうよりその方がすぐ手に入るし、再配達なども面倒です。

なので店舗が近ければ店舗受け取りがありがたいくらいです。

ここはまあ宅配ボックスに配達品をどんどん入れといてもらえば通販のほうが、便利ですけどね。

この本で気になった言葉を箇条書き

この本で印象に残った言葉を箇条書きにしておきます。

  • 不要不急の仕事はしない
  • リモートで十分仕事はできる
  • FC店舗のロイヤリティが一定。コンビニとは違う
  • 残業するくらいならやらなくていい
  • 開発を任せると現場のモチベーションが上がる

どれもとても素晴らしい考えですね。

この本を読んだら、ワークマンの株を買いたくなる。

この本を読んだらワークマンの素晴らしさに気づき、株を買いたくなりますね。

もしかしてこの本も株価を上げるワークマンの戦略かもしれませんね。

インフルエンサーを活用するワークマンですから、十分にあり得ますね。

なのでワークマンの株を買うなら、一度冷静になってからにしたほうが良さそうです。

PBR や PER、EPSなどを良く見て、じっくり検討することにしましょう。

というわけでワークマンの株を買いたくなる本のご紹介でした。