こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
よくトラウトやアトランティックサーモンの加工で“トリムC”、“トリムE”という話を聞きます。
これは一体なんのことでしょうか。
サーモンのトリムとは?
これは加工の段階の話です。
コトバンクによると、トリム【trim】は「刈り込み」という意味だそうです。
なので「トリムC」「トリムE」とはトリミング【triming】していった状態のことを指します。
加工が進むほどにABCDE・・とアルファベットが進みます。
日本では主に“トリムC”、“トリムE”と、CとEを耳にします。
それでは以下、CやEの状態を見てみましょう。
トリムAとは?
トリムAとは、
皮、腹骨、ピンボーンがついている状態です。
ただ3枚におろした状態のことです。
トリムBとは
トリムBとは、魚を三枚おろしにして、ヒレをとったものです。
トリムBの条件をまとめると
- 魚を3枚におろす
- ヒレを取る
ということですね。
骨と皮は付いてます。
トリムCとは
トリムCとは、腹骨とピンボーンを取ったものです。皮は付いています。
まとめると
- 魚を3枚におろす
- 骨を取る
- 皮は付いたまま
これがトリムCです。
皮を剥いだら刺身で食べられるくらいのトリミング状態です。
海外では「3枚おろし」なんて言葉はないんですね。
だからわかりやすく「トリムC」としたわけです。
トリムEとは
トリムEとは、腹骨とピンボーン除去したもののことです。3枚おろしからさらに進んで皮を剥いで骨をとった状態、いわゆる刺身用の状態です。
トリムEの条件は
- 魚を3枚におろす
- 骨を取る
- 皮も剥ぐ
以上のような状態です。
この二つが日本ではよく耳にする言葉です。
でも、トリムBやトリムDなんて言葉も聞いたことがあります。
ではそちらも見てみましょう。
トリムDとは
それではトリムDは?というと…
トリムDは販売している輸入商社の人も、良く分かっていなかったです(笑)
トリムC(骨取り、皮つき)とトリムE(骨取り・皮とり)の中間ということはわかります。
僕が購入したトリムDは皮付きでした。
今日はカットの進み具合によってトリムC、トリムDとアルファベットが進む、という話でした。
魚のカットについて、以下の記事もご覧ください。