アルゼンチン赤エビの日本への搬入は冷凍品 と船内凍結品があります。
船内凍結品の方が当然鮮度は良いです。
また陸揚げしてからの凍結したものは価格が安いです。色変わり、鮮度劣化などが起こる場合があります。
なので価格は安いものは凍結方法について確認しましょう。
アルゼンチン赤エビの新物が出回る時期
アルゼンチン赤エビの新物が出回るのは9月前後です。
アルゼンチン赤エビの漁獲が4月からです。また、日本の裏側のアルゼンチンから船が日本に到着するのに40〜50日かかります。
アルゼンチンでの輸出手続き、日本での通関手続きなどの時間がかかります。
また、政府海域で本格的に漁獲されてから日本に輸入されます。
そうするとだいたい9月くらいになりますね。
船内凍結品がおすすめ!
アルゼンチン赤エビは船内で凍結するものと、陸揚げしてから凍結するものがあります。
船内凍結したものが鮮度・色ともにおすすめです。
アルゼンチンの北部で漁獲されたもの、あるいはアルゼンチン政府がおさえている海域(政府海域)で漁獲されたものは船凍品です。
アルゼンチン赤エビの漁期(船内凍結品)
船内凍結品の漁期は例年4月~10月頃まで行われます。
その中で北部漁場では例年4月〜5月で漁が行われます。
また、政府漁場では例年6月〜10月まで行われます。
アルゼンチン赤エビ船凍品は漁場が2箇所
アルゼンチン赤エビは漁場が2箇所あります。
北部漁場と政府漁場です。
といってもほとんどの地区は政府漁場です。
北部漁場はほんの一部です。
北部漁場で獲れた赤エビの品質
北部漁場では例年4月〜5月で漁が行われます。こちらは船内凍結で生産しています。
北部といっても一部の地域だけですし、漁期も短いです。なので北部漁場のものの搬入は少ないです。
北部漁場の注意点としては、卵を持つものがあることです。
時期が産卵時期と若干かぶるのか、卵を持つのですね。
私はアルゼンチン赤エビの卵は見たことがありません。
加熱すれば食べても問題ないはずです。
ただしアルゼンチン赤エビの卵は黒いです。
赤エビの体の中に卵があると、黒く見えます。
これが嫌がられる場合があるのですね。
政府漁場の赤エビ
北部漁場での漁獲が終わると今度は政府漁場での漁が始まります。これが例年6月〜10月まで行われます。こちらも船内凍結品です。
日本に出回る船内凍結のアルゼンチン赤エビの多くはこちらと考えられます。
乾燥していないかチェック
乾燥して殻が白くなっている場合があります。
これは長期に冷蔵庫で保管したためと思われます。
新物が出回る少し前、春の時期ですと乾燥している場合もあります。
アルゼンチン赤エビは生食出来るの?
姿販売のアルゼンチン赤エビは生食用ではありません。
鮮度的には生食出来るとは思いますが、自己責任でお願いしますね!
なぜ生食用ではないかというと、輸入通関の時点で生食の検査をしていないからです。
生食用の検査となると細菌の検査項目が多くなったりします(あまり詳しくないです)。
ただ、生食用、刺身用として販売されているものは生食出来ます。
こちらは海外で加工して、日本に入る時に生食用の検査をして輸入通関を通過します。
なので生食用の赤エビは加工してある、ということですね。
アルゼンチン赤エビの選び方。刺身で食べられる? 海域と時期、新物の時期などまめ
というわけでアルゼンチン赤エビについてみてきました。
まとめると
- 陸上凍結品と船内凍結品がある
- アルゼンチン赤エビの新物は6月〜7月前後に出回る
- アルゼンチン赤エビの漁は例年4月〜10月頃まで行われる(北部漁場では4月〜5月、政府漁場では6月〜10月)
- 北部漁場と政府漁場がある。大部分は政府漁場で、北部漁場は一部の地区のみ
- 北部漁場のものは卵を持つので、卵は黒く見える
- アルゼンチン赤エビ、姿販売のものは生食用ではない
- アルゼンチン赤エビの生食用は生食の検査をしている
ということでした。
ご参考になさってくださいね!