新巻き鮭

秋鮭の来遊予測が発表されました。
それによりますと、令和元年の北海道の秋鮭来遊予測は2731万尾となります。
これは平成30年の131%増、ということです。

http://www.hro.or.jp/list/fisheries/research/hatch/section/shigen/att/R1akisakeyosoku.pdf

○昨年までと同様にシブリング法という手法を基本に今年の来遊数を予測しました。
この手法では,昨年の3 年魚の来遊数から今年の4 年魚の来遊数を,昨年の4 年魚の来遊数から今年の5 年魚の来遊数を推定します(図3)。
○平成30 年は全道的に4 年魚の来遊数が平年並みだったため, 今年の5 年魚が平年並みの予測となり,全体的には前年(H30)と比較し,やや増加傾向となっていま
す。

前年の4年魚と本年度の5年魚の来遊数をカウントしていくと、相関関係がある、というのがジブリング法で分かります。
つまり前年に4年魚が多ければ本年の5年魚が増える、ということです。

昨年(2018年)は、4年魚中心の水揚げでした。

全体に小型で、2017年と同じ価格で1サイズ小さい鮭が販売されていました。

また、イクラの醤油漬けも市場卸値で1kg8000円以上と、高くて昔の価格になっていました。

2019年に入り、ロシアのマスイクラが豊漁のため、価格がどんどん下がりました。

そのため、北海道産のイクラが売れず、在庫が残りました。

新ものがあと1ヶ月で出てくるこの時期になっても、まだイクラの在庫が残っているようです。

この状況を見ていると、どうも新物の価格も上がりそうにありませんね。

昨年よりは漁獲が増えそう、という情報で、マスイクラも輸入のチャムイクラ(シロサケのイクラ)も価格が下落しています。

賞味期限は2~3年ありますので問題ないですね。