こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
大手寿司チェーン(回転寿司)のウニ。安いのになかなかのお味ですよね。このウニ、実はほとんどがチリ産です。
では寿司チェーンのウニはなぜ地球の裏側のチリからわざわざ持ってくるのでしょうか?
寿司チェーンは安いチリのウニを使う
チリのウニは国産に比べて安いです。100グラム2000円ほどと、 国産の1/3ほどの値段です。安さがチリ産ウニの魅力です。
なので大手寿司チェーンではチリのウニをつかうのですね。
なぜチリのウニは安いのか?
それではなぜチリのウニは安いのでしょうか?
チリの賃金が安い
チリの賃金は日本の1/4ほどと言われています。そのためウニが安くなるのですね。その割に物価は日本より少し安いくらいだそうです。チリの人は大変ですね。
漁法が違うので安い
チリのウニは漁法が違います。チリのウニは網で獲ることも多いようです。エサの海藻を入れてウニを籠におびき寄せるのですね。これは日本では一般的ではないですね。
ただ、青森県などではかご漁も行われています。
青森県のようにウニが豊富で実入りが良い場所ではこのようにして取るようです。
また、チリではボンベをつけて潜水し、ウニをネットに放り込む漁も行われます。ネットがいっぱいになったら、母船へ引き上げます。ただ、きちんと減圧しないと潜水病になり危険なこともあるそうです。
素潜りだったり、箱メガネで見ながら拾う漁とは効率が違います。それもチリにはウニが豊富だから出来ることですね。
チリの人たちはウニを食べないから安い
チリの人たちはほとんどウニを食べないそうです。なのでウニはたくさん繁殖しているそうです。だから安いのですね。
チリは海藻が豊富で自然豊か
チリは海藻が豊富です。そのためウニが豊富です。また、実入りもそこそこ良いようです。
漂着した海藻を輸出しているほどです。逆に漂着以外は収穫出来ないそうです。そしてその多くはアルギン酸の原料となります。漂着した海藻だけで外貨が稼げるほど海が豊かなのですね。
回転寿司のウニはなぜチリ産?安さの秘密も解説します。まとめ
というわけで、なぜ寿司チェーンでチリのウニを使うのか?について見てきました。
まとめると
チリは海藻が豊富で自然豊かな地域であり、ウニがたくさんとれます。そのため効率的な漁も行われます。
また安い賃金も理由の1つですね。
これらの要素が組み合わさり、チリのウニは比較的安価に提供されています。寿司チェーンでチリのウニが利用されるのはこのためなのですね。
というわけでチリの国について見てきました。
でもやはり国産の美味しいウニが食べたい、という方はこちらからどうぞ!