水産業界にいると魚の「ドレス」という言葉をよく聞きます。
マグロや鮭、鯛やヒラメなど、いろいろな魚で使われる言葉です。「鮭のドレスいりませんか?」とか、「ドレスになっています」などの使い方をしています。
ドレスとは魚のカットの段階のことです。
ちなみにセミドレスに関してはこちらをご参照ください。
魚のセミドレスとは?
https://fish-neta.com/semi-dress/
魚のドレスとは?
それでは魚のドレスとはなんのことでしょうか。
ドレスとは魚の頭を落として内臓を出した状態のもののことです。
ドレス。頭を落とし、内臓を取ってあります。
ギンダラのドレスです。頭と内臓を取ってあります。
食べられない内臓と、頭を取り除いたので、可食部のみ(骨はありますが)の状態ですね。
マグロ、鮭などの比較的大型の魚から、イワシ、さんまなど、さまざまな魚がドレスに加工されます。食べない部分を取り除くので、配送費の節約になります。
また、購入した側も用途はいろいろあるけど、ゴミになる部分は取り除いてあるので、うれしいですね。
このように販売する側、購入する側にメリットがある加工方法です。
魚のドレスの由来は?
ドレスがどういう状態か、わかっていただけたでしょうか。
では「ドレス」とはいったいどこから来た言葉なのでしょうか。
これには諸説あります。
主なものは以下の二つです。
- 「ヘッドレス(頭なし)」からきている
- 人間でいう、服(ドレス)を着ている部分だけの状態なのでドレスというようになった
というなど、諸説あり、イマイチはっきりしません。
魚のドレスのまとめ
というわけで魚のドレスについて解説してきました。
まとめますと、
- 魚のドレスはカットの状態をいう
- ドレスは頭を落として内臓を取ったもの
- ドレスの由来は「ヘッドレス」、「ドレス(服)を着ている部分」だけ残す、などが言われるがはっきりしない
ということになります。
ご参考になさってくださいね!
ちなみに英語ではドレスはH&Gといいます。その記事は以下をご覧ください。
セミドレスに関してはこちらをご参照ください。魚のセミドレスとは?
https://fish-neta.com/semi-dress/