炙ったフグヒレ

先日フグヒレを買ってきました。

今まで試したことがなかったので、ヒレ酒にして飲んでみました。また、そのまま食べられるのかどうかも試してみました。

それではいってみましょう!

フグヒレとは?

フグヒレは通常トラフグの胸ビレや腹ビレ、背びれなどのぬめりを取って乾燥させたものです。

尾びれを使うことはあまりないようです。

ヒレを食べる?食べてみたら…まずかった!

まず、フグヒレを軽く炙ってかじってみました。

う、固いです。そして生臭いです…まずい!

固くて噛みちぎれません。しかもくさいです。なので食べられません。

そもそもフグヒレは食べ物ではありません。

出汁みたいなものです。

その証拠に栄養成分を表示していません。

出汁なので表示しなくていいのですね。

というわけで、フグヒレを食べるのはやめましょう。

ヒレ酒の味は?

そして炙ったフグヒレでヒレ酒にしてみました。

ヒレ酒の味ははじめは煮干しのような香りがします。

それから喉を通る時に旨味を感じられました。

美味しいですね。旨味と出汁の香りがあって飲みやすいです。ツマミがいらない感じですね。

また、適度にアルコール分が飛ぶので飲みやすいです。

日本酒が強くて苦手な方にもおすすめです。

ヒレ酒

ヒレ酒

ヒレ酒の作り方

ヒレ酒の作り方を見ていきましょう。

日本酒をヤカンなどで加熱します。

沸騰寸前まで加熱する、超熱燗です。

沸騰しないように気をつけましょう。私は沸騰させてしまいましたが。

稀に火が入ることがあるので注意します。

フグヒレをトースターなどで焼きます。

焼いていくとすぐに丸まってきます。

焼きフグヒレ

一瞬で丸まるので、焦げないように気をつけます。

なるべくつけ根に熱を加えます。これは臭みを出さないようにするためです。

といっても処理をきちっとしているものはくさみはありませんけどね。

適度に炙ったら超熱燗の日本酒の中に入れます。

ヒレ酒

ヒレ酒

ヒレ酒が人肌くらいに冷めたら出来上がりです。

ヒレ酒に合う酒は?

ヒレ酒に合う日本酒は、淡麗で辛口のものが良いです。

そのほうがフグの旨味を存分に感じられます。

純米大吟醸などは向かないです。加熱すると華やかな香りが飛んでしまうからです。

とはいえ合わないわけではないので、試してみるのも良いかと思いますよ。

今回は実家に有った雪中梅という酒を使いました。

本当はこれを使うのはもったいないのですが。これしか無かったので使いました。

味はもちろん最高でした!

フグヒレに毒はないの?

ところで、フグヒレには毒はないのでしょうか。

フグヒレに用いられるのは主にトラフグです。トラフグは皮やヒレに毒がありません。

なので許可を得た所で加工されたものは大丈夫です。

しかしトラフグのヒレは大丈夫だからといって、素人調理は絶対に止めましょう。

ちゃんと加工されたものを購入してください。

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フグヒレは食べれる?まとめ

というわけでフグヒレについてみてきました。

まとめると

  • フグヒレはトラフグの胸ビレや腹ビレなどを乾燥させたもの。
  • フグヒレは食用ではない。
  • 試しにフグヒレを食べたら固くて臭く、噛み切れない。出汁のような味がする。
  • ヒレ酒は炙ったフグヒレを日本酒に入れたもので、煮干しのような香りと旨味がある。
  • ヒレ酒の作り方は日本酒を加熱して、焼いたフグヒレを入れる。
  • ヒレ酒には淡麗で辛口の日本酒が合う。
  • トラフグのフグヒレには毒がないが素人加工は危険。

ということでした。

フグヒレ、一生に一度はぜひとも試してみてくださいね!

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