ロシアでは、極東での流し網漁が禁止されています。

以前は日本の船も、ロシアに入漁料金を支払ってロシア海域に漁に出掛けていました。

しかし2013年にロシア極東での流し網漁禁止法案が可決。

そこからロシア船を含むすべての船が原則、流し網漁をすることが出来なくなりました。

それはいろいろな政治的な思惑と資源保護のロビー活動が結び付いた結果でした。

その事に関しては、過去の記事をご覧ください。

それなら違う漁法で出漁すれば?と思います。

しかし鮭やマスを獲るのに流し網漁以上に効率的な漁はなかなかない。

日本も引き網などで試験操業をしましたが、採算にのるほと獲れなかったようです。

しかし、堂々と流し網漁をする人たちがいます。

それは先住民の人々です。

ロシアの現地住民には流し網が認められている

ロシアの現地住民の人達には流し網での鮭の漁獲のが認められています。

昔からの伝統、ということなんですね。

これは他にもあってアラスカやカナダでも先住民の方が優先的に鮭を漁獲できたりします。

昔アイヌの人たちもそうですが昔の人達にとって鮭というのは恵みをもたらす魚だったのですね。

ただ厳しく選別されています。

2019年時点ではわずか4隻のみに許可されているそうです。