エビの種類も色々とあります。

同じ車エビ科でも色々と別れています。

スーパーで売っている海老っていろいろあるけど、何が違うの??という質問をよく受けます。

ホワイトえび、ブラックタイガーえび、バナメイえびなど、確かにいろいろありますね。

みなさんはエビを価格だけで選んでいませんか?

エビの種類を知れば、料理の幅が広がる・・・・かもしれませんよ。

そんなわけで、いろんなエビの違いを解説していきます。

ホワイトえびとは?いろいろなホワイト系を総称している!

ホワイトエビとは、東南アジアで漁獲される天然のエビです。

ホワイトエビ、という種類がいるわけではありません。

白っぽい、クルマエビ科のエビを「ホワイト系」ホワイトエビと呼んでいます。

 

ホワイト系コウライエビ(タイショウエビ)

コウライエビ(タイショウエビ)もホワイトエビと呼ばれるエビの一つです。

タイショウエビという名前の由来は大正組という事業体が取り扱ったこと、大正期に獲れ始めたことに由来します。
参照「ぼうずこんにゃく」さんのサイト
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A8
%E3%83%93

以下、消費者庁のサイトからの引用です。

標準和名はコウライエビ。

学名(種名)はFenneropenaeus chinensis

標準和名に代わる一般名称(例)として、タイショウエビとなっています。

消費者庁「標準和名のサイト」参照
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/hyouzi/pdf/siryou2-7.pdf

このコウライエビは、中国の渤海と黄海で漁獲されるそうです。

「食材図鑑」より

とすると、現在では以下のインドエビがホワイトエビとして主に流通していると思われます。

ホワイト系インドエビ

インドエビもホワイトエビと呼ばれています。

英語名はIndian white prawn。

学名はPenaeus indicus

標準和名 インドエビ

一般的名称 エビ

消費者庁「標準和名のサイト」参照
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/hyouzi/pdf/siryou2-7.pdf

東南アジアに広く分布しています。

広く分布していることから、現在では、この種のほうがホワイトエビとして出回っていると、考えられます。

ホワイト系バナナエビ

そしてバナナエビもホワイトエビと呼ばれています。

 

学名はPenaeus merguiensis

標準和名 なし

一般的名称 バナナエビ

このバナナえびもホワイト系のエビです。

こちらもホワイト、として出回っていると思われます。

バナメイエビと名前が似ています。

そのため、混同する場合がありますが、別種です。

ちなみにバナメイエビは以下の通りです。

学名 Penaeus vannamei
標準和名 シロアシエビ
一般的名称 バナメイエビ

詳しくはバナメイエビの欄でお伝えします


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ホワイトエビの漁獲から流通

ホワイトエビは、籠に餌を仕掛けたり、網などで漁獲します。

漁師さんたちが漁獲したものをマーケット(市場)へ持ち込み、値段がつけられています。

天然なので海老の旨味がしっかりとあります。

漁師さんがマーケットへ持ち込むまで時間がかかると、それだけ鮮度が劣化します。

車海老の代替え品として、東南アジアから輸入されました。

こちらのエビがパックされて、スーパーマーケットの冷凍ケースに並んでいます。

価格は車海老よりは安いのですが、天然ということもあり、少し高めです。

ホワイトえびの美味しい食べ方

ホワイトえびは天ぷら、焼き物、エビチリなど、どれをとってもクセが少なく、美味しい海老です。

価格的にもう少し身近なエビは次のブラックタイガーですね。

ブラックタイガーえびとは

ブラックタイガーえびはクルマエビ科のえびです。

ホワイトエビが天然なのに対して、ブラックタイガーエビは、流通しているものはほとんど養殖です。

加熱した時のプリプリした食感とちょっとした泥臭さが味の特徴です。

【ブラックタイガーの正体は??】

ブラックタイガーの正体はというと、

原種は「標準和名:ウシエビ(学術名:Penaeus monodon)」という種類のえび。

産地では「シータイガー」とも呼ばれています。

ブラックタイガーえび

標準和名はウシエビ

学名(種名)はPenaeus monodon

標準和名に代わる一般名称(例)として、ブラックタイガーとなっています。

消費者庁「標準和名のサイト」参照
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/hyouzi/pdf/siryou2-7.pdf

天然の状態だと、それほど黒くはないのです。
このエビを養殖したのが消費者庁の一般的名称でいう「ブラックタイガー」ですね。

消費者庁:標準和名のサイトへ

泥沼のような環境や、養殖池でも比較的簡単に育てられるということで1990年代まで、養殖エビの主流になりました。

当時は天然のホワイトえびの代替え品としてもてはやされ、海老の一般大衆化に貢献したえびです。

これがバーベキューや天ぷらなどで大いに消費されました。

スーパーの惣菜コーナーのエビフライが定着したのもこの海老のおかげではないでしょうか。

ブラックタイガーのレシピ 美味しい食べ方

身がぷりぷりしているので、バーベキューなど、焼いたり茹でたりすると美味しいです。

エビフライやてんぷらなどでも美味しいです。

ただし、泥の中で育つせいか、揚げ物に使うと、油汚れが早い、との理由で、敬遠する料理人もいます。

このブラックタイガーも2000年前後に流通し始めたバナメイエビによって、特売商品の座を徐々に奪われていきました。

バナメイエビとは

バナメイエビとは、東太平洋原産のエビです。

世界中で養殖されています。

中国での養殖が世界で一番です。

でも中国で養殖されたバナメイエビはほとんど中国国内で消費されます。

15年位前には中国から輸入されていました。

その頃は「パイシャエビ」という商品名でした。

現在日本が輸入しているバナメイエビの多くは東南アジアで養殖されたものです。

2000年代以降、えびを身近な存在にした、立役者です。

これまたクルマエビ科の海老です。

バナメイえび

標準和名はシロアシエビ

学名(種名)はPenaeus vannamei

標準和名に代わる一般名称(例)として、バナメイとなっています。

消費者庁「標準和名のサイト」参照
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/hyouzi/pdf/siryou2-7.pdf

味は甘味が大変強く、海老の旨味も結構あります。

カビ臭のような匂いがする、という方もいらっしゃいます。

この海老の登場によって、海老はもはやごちそうではなく、食卓の一メニューの地位を確保しました。

バナメイエビのレシピ 美味しい食べ方

個人的には臭みがあるので天ぷらがおすすめです。

強い甘みがありますので、エビチリなどの味の濃い料理にもおすすめです。

<バナメイ海老の功罪>

この海老はなんといっても海老を身近な食材に押上たことが大きいです。
価格が安いですからね。

しかしやはり天然のホワイトに比べれば味は劣ると言わざるを得ないので、徐々に海老は、商品としての価値が低下していきました。

10年くらい前までは小さめの海老が1尾10円くらいで特売されたりしていましたね。

あの頃はほんとによく売れていました。

今は病気による生産量の低下で同じサイズで1尾20円くらいに値上がりしました。

バナメイエビはブラックタイガーと同じ養殖池でも3倍の量を投入して飼育できるので、効率がいいです。

そのため、東南アジア諸国の養殖池はブラックタイガーからバナメイエビへの転換が進みました。

しかし詰め込みによって、遺伝劣勢が起こったのか、原因不明のEMSという病気が発生して、生産量が一気に落ち込みました。

特にタイでは早い時期に病気が発生して、原因のわからないうちに打撃をうけ、壊滅的な被害を受けました。

4年くらい前に発生し始めたこの病気ですが、タイのバナメイエビはほとんど日本で見かけなくなりました。

以前日本はタイから多くのバナメイエビを輸入していました。

7万トンくらい入っていました。

2019年時点での輸入はインドが4万トンレベルです。

他の産地はタイを見て早めに対策を施したので、よかったのですが。

EMS病対策といっても海老を養殖池につめ込まない、ということくらいなので、結局生産量は落ちます。

タイに代わって最近ではインドのバナメイエビが流通するようになりました。
インドでは今までバナメイエビの養殖をあまりしてこなかったので、EMSという病気の発生がほとんどありません。

昔、インドの養殖エビといえば、昔はエビの代わりに、箱を開けたら氷が詰まっていて、えびが入っていなかった、なんてこともあったそうです。

しかし今ではそんなこともほぼ、無くなったそうです。

自分としては色々な産地から輸入している、この状況は良い方向だと考えます。

消費者の側からすれば選択肢が増えますし、産地によるリスク分散(病気・政変など)が出来て、安定供給になると思います。

普段はバナメイエビを食べ、ちょっと背伸びしてブラックタイガーを食べ、ハレの日は天然のホワイトえびを食べる、なんて使い分ければいいのではないでしょうか。

フラワーえびとは

フラワーと呼ばれる、天然のえびもあります。

ちなみにホワイトえびよりちょっとだけ安いです。

こちらは白っぽいホワイト海老に比べて色が赤っぽく見栄えがして、価格もすこ~しだけ安いのでスーパーマーケットでは割と採用されます。

ほとんどホワイトえびと同じようなエビです。

味は若干ホワイトえびよりは劣るくらいです。

フラワーエビの美味しい食べ方

こちらも天ぷら、茹で、焼きと、いろいろな料理に合います。


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