メロの絵

メロという魚をご存知ですか?かつては銀ムツ、と呼ばれていました。とっても脂があっておいしい高級魚です。

今日は「メロ」いう魚の紹介をしたいと思います。

メロカマについてはこちらの記事をご覧ください。メロカマをご存知ですか?→https://fish-neta.com/melo-kama/

メロとはどんな魚?

メロは南半球、チリやアルゼンチン、フォークランド諸島(イギリス領)などの、南極近くの深海で獲れる魚です。なんと深海1500メートルに生息しているそうです!1500メートルというと、一般人の釣りでは届かないほど深いですね。まぎれもない深海魚ですね!

また、大型になるようで、130kgもの大きなものが水揚げされたこともあるそうですよ。

2種類の魚をまとめて「メロ」と呼ぶ!

メロとは学術的に、どんな魚なのか見ていきましょう。
水産庁のサイト「魚介類の名称ガイドライン」を見ると、近い種類の2種をまとめて「メロ」と呼ぶことになっています。

水産庁のガイドラインより

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
学名:Dissostichus eleginoides。

スズキ目ノトテニア科
標準和名:マジェランアイナメ
一般的名称:メロ、オオクチ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
魚学名:Dissostichus mawsoni

スズキ目ノトテニア科
標準和名:ライギョダマシ
一般的名称:メロ

上記でもわかるように、マジェランアイナメとライギョダマシの2種をまとめて、メロと呼んでいるのですね。一般的名称として「メロ」と呼ばれています。ちなみにこの2種、ほとんど同じ種類です。画像がないのですが、興味があればぼうずこんにゃく様の本を参照してみてくださいね。

ちなみに現在では、メロとして流通しているのはほとんどマジェランアイナメとのことです。

メロはムツとは似ても似つかない魚。

メロはかつては「銀ムツ」と呼ばれいてました。でも法律の改正により、「銀ムツ」の名称が使えなくなりました。メロは「銀ムツ」と呼ばれていますが、ムツとは似ても似つかない魚です。

まずはムツの画像からどうぞ。↓

※ムツの画像:yu.mazume様のインスタグラムより

ムツは目が大きく、かわいらしい顔をしています。大きくても1kgくらいでしょうか。

メロは見た目はぶっきらぼうです。

メロの絵です。へたくそです。

メロの絵です。へたくそです。

ちょっとグロテスクですね。大きいものは5kg以上になると思います。ムツとは全然違いますね。

現在は使用できない、銀ムツという名称

2003年にJAS法が改正され、銀ムツという名称は紛らわしい表示として、使用できない、ということになりました。

消費者庁の名称ガイドラインではギンムツは使用しない、と書かれています。※水産庁のサイト「魚介類の名称ガイドライン」より

このサイトを見ると、使用しないこととする名称にギンムツ、ムツと書かれています。

メロという名前もすっかり定着!

ムツはもともと日本近海に生息しています。なので銀ムツと呼んだほうが親しみがありますよね。最近は「メロ」という名称が定着してきています。メロの西京漬け、なんてデパートの地下売り場で見かけますよ。そして普通に皆さん買っています。

銀むつ(メロ)なら表示OK

そしてなんと!銀むつ(メロ)と補足があれば銀ムツとして販売してもよいそうです。


ちょっとグレーゾーンな気もします。でも「メロ」だけだとわかりずらいのもたしかですよね。

メロの値段が上がった理由は?

1990年代は100g100円台で販売されていました。切り落としたもの(魚を成形したときに出る、端っこ)は100g100円くらいで販売されていたので、煮魚でよく食べていました。2020年現在、100gあたり500円もする高級魚となっております。

もともとメロは日本ではギンダラの代用として食べられていました。

ギンダラに関しては、こちらのサイトをどうぞ。
ギンダラとは?→https://fish-neta.com/gindara-toha/

知る人ぞ知る魚で、世界的には注目されていない魚でした。

ところが昨今の世界的な日本食ブームで魚食が広まったことで世界的に需要が高まっているようです。
とくに中国の方が食べているようです。

メロは深海1500メートルに生息しているそうです。

だから漁獲しづらいのです。

そのため漁獲量が少ないです。
需要が多くなってきた割に供給量が少ないので価格が上昇して、高級魚となっております。

でも供給量自体は昔よりもむしろ増えています。

価格が上がって日本が買負けしているのですね。

若い人は知らないメロという魚

メロはここ10年くらい本当に高値でした。近年は漁獲量が増え、値段が下がってきました。

そのため、小売店のバイヤーさんでも、35歳以下の方はメロという魚の話をしても、いまいちわからない人が多いです。
40代以降のバイヤーの方はメロというと、興味をしめします。
メロ、今日本にあるんだね!という感覚です。

歳がばれちゃいますね!

メロという魚は脂がのって美味しい!

メロは脂が乗っていて、味はムツに似ています。メロはとても美味しい魚です。

また、メロのカマも美味しいですね。メロカマについてはこちらの記事をご覧ください。メロカマをご存知ですか?→https://fish-neta.com/melo-kama/

上品で非常に脂ののった白身魚です。臭みがほとんどなく、焼き物で味噌漬け、西京漬けも美味しくいただけます。

口に入れると、とろけるような旨味が口に広がるのが特長です。煮付けにすればトロトロ、ホロホロと美味しい魚です。

また西京味噌との相性もとても良いです。メロの上品な脂が西京味噌の甘い風味にとても合います。

メロの食べ方・レシピ

メロは煮つけ、漬け魚で美味しく食べられます。
また、塩焼きや、鍋でも美味しいそうです。

鍋に関しては、私は食べたことがありませんが、関東に在住の方はたまに食べるそう
です。

脂が染み出て、とても美味しいそうですよ。

メロの西京風焼きレシピ

メロと言えば西京風ですね。

脂ののった身に西京風の味噌が良く合います。

  1. メロの切り身に塩をまぶし、1時間寝かせます。
  2. 西京風たれをぬります。

  3. 丸一日漬け込みます。
  4. 西京風のたれを落としてグリルやクッキングシートをしいたフライパンで焼けば出来上がりです。

はじめに塩をなじませることで、身に西京の味が浸み込みやすくなりますよ。

メロの煮付けレシピ

定番の煮付けのレシピもどうぞ。

  1. メロの切り身を鍋に入れます。
  2. 醤油1:砂糖1:酒1の割合でメロが浸るくらいに入れます。
  3. お好みでみりんやショウガを加えます。
  4. コトコトと煮て、中まで火が通れば完成です。

メロという魚のまとめ

というわけでメロという魚について解説してきました。

まとめるとメロは

  • 昔は銀ムツとして販売されてきた
  • 南極に近い深海で獲れる
  • メロは脂がのっていて美味しい魚
  • 近年は世界的な需要が増えて価格が上昇
  • メロはムツとは似ても似つかない
  • メロは西京味噌焼きや煮付けが美味しい

という感じです。

最後になりますが、メロのカマは骨は多いですが、安くておすすめです。

味わってみたい方はメロカマからおすすめします。

メロカマについては以下の記事をご覧ください。

メロカマってご存知ですか?→ttps://fish-neta.com/melo-kama