メジカ鮭とは鮭というのをご存知でしょうか?

目が鮭の鼻に近いのでこう呼ばれます。

目が鼻先によっているとでも言いましょうか。

メジカ鮭は北海道のオホーツク辺りで 大体11月 過ぎ頃に漁獲されます。

この11月頃に漁獲される鮭というのは おそらく日本海側へ向かう途中の魚だと言われています。

この日本海に向かう途中の、まだ卵を産む産卵にはちょっと早い鮭を北海道で先取りするのがメジカ(目近)鮭ですね。

メジカ鮭は性的に成熟する前なので 一番 栄養を蓄えている状態です。

なのでとても脂が乗って美味しいんですね。

その代わり価格は普通の新巻鮭より 2割ほど 高めとなっております。

大きな時鮭と思ってもらえばいいかもしれませんね。

ところで北海道の釧路辺りでもこういう鮭に近いものが水揚げされます。

これは北海道のに遡上するサケです。

北海道に遡上するサケを8月に漁獲すればメジカのような脂ののった鮭です。

実際目が鼻っ柱に近く見た目もメジカに似ています。

メジカほど目は近くないですけどね。

以前のブログにも書きましたがこの鮭は8月 頃 北海道ではまだ鮭の漁が解禁される前に他の魚の網に混じって漁獲されます。

なので混獲(こんかく)もの、と呼ばれたりします。

混獲ものの、全てこの鮭ではありません。

ただ、中にはこういう鮭も混じっているんですね。

我々が見れば「あ、これはメジカ系の鮭だな、時鮭みたいだな」、という風に判断がつきます。

そして食べてもとても美味しいんですよね。

こういう鮭を狙ってみるのは値段も安くてとてもお勧めのやり方ですね。

夏のメジカというか、夏の時鮭という感じです。

安くて美味しいものが買えるチャンスなんですね。

ここら辺をうまく説明して販売できる人がなかなかいないんですが。

見分け方のヒントは
目が鼻っ柱に近いということと
うろこが剥がれ落ちているということ
腹の厚みが十分にあること

ですね。

鮭は脂が乗ると鱗が剥がれ落ちると言われています。
実際脂ののりが良くて鱗が剥がれ落ちるのかどうかちょっと分からないですけど。
でも鱗の剥がれ落ちた鮭は食べてみると美味しいです。