回転寿司チェーンの寿司ネタは、一般的に20枚ずつ冷凍の真空パックで店舗に供給されます。お店ではそれを解凍し、寿司ロボットで作られたシャリに乗せて提供されます。そして値上げになったとはいえ、未だに一皿100円台で販売されています。
そんな100円台の中で、最もコスパが良いネタはどれなのか? 原価率を徹底調査し、ランキングにしました!
※計算は1貫あたりの価格で行っています。シャリの価格は除外します。
関連記事:寿司ネタ、シャリの重さは何グラム?寿司一貫のグラムは?
原価の高い寿司ネタランキング
1位・マグロ(原価率:70%)
「回転寿司の花形、マグロはダントツの原価率!」
- 一貫あたりの重量:約10g
- 原価率:約70%
- 一貫あたりの原価:35円前後
- 一皿(2貫):約70円
回転寿司のマグロは主にバチマグロが使われています。安い赤身でもそれなりの価格がするため、原価率は驚異の70%!
さらに、通常7g程度の寿司ネタが多い中、マグロは気前よく10g前後と大きめにカットされていることが多いです。
お店側も「マグロがおいしくない」と思われたら大問題です。看板メニューなのですね。そのため、コストをかけてでも美味しいものを提供する傾向があります。
結果、回転寿司で最もコスパが良いネタは「マグロ」です!
2位・貝類(つぶ貝・赤貝・アカニシ貝など)【原価率:54%】
「じわじわ高騰中!希少な貝ネタがランクイン」

- 一貫あたりの重量:約6g~8g
- 原価率:約54%
- 一貫あたりの原価:35円前後
- 一皿(2貫):約70円
赤貝・つぶ貝・アカニシ貝など、貝類は総じて原価が高いネタです。
特にここ数年、さらなる値上がりが続いており、回転寿司の貝類は徐々に小さくなっている印象です。産地や仕入れ状況によっても価格差があるため、お店ごとに違いが出るネタでもあります。
3位・えんがわ(原価率:40%)
「昔より小さい?コスパが変わりつつある人気ネタ」
- 一貫あたりの重量:約5g~6g
- 原価率:約40%
- 一貫あたりの原価:20円前後
- 一皿(2貫):約40円
以前はカラスカレイのえんがわが主流でしたが、近年は価格高騰の影響でアブラカレイのえんがわに切り替わっています。
また、コスト調整のためにカットサイズが小さくなっているのも特徴。
「昔はえんがわばかり食べていたけど、最近は物足りない…」と感じる人もいるかもしれませんね。
4位・サーモン(原価率:40%)
「人気No.1ネタも原価率高め!」
- 一貫あたりの重量:約8g
- 原価率:約40%
- 一貫あたりの原価:20円前後
- 一皿(2貫):約40円
回転寿司で圧倒的な人気を誇るサーモン。こちらもマグロと並ぶ看板メニューです。そのためコスパも良いです!最近は店舗で切り付けを行う店も増えています。
店内で切ると鮮度が良く美味しいですが、冷凍スライスのネタを使っている店舗は味に差が出ることも。
5位・ブリ・鯛(原価率:32%)
「安定供給の養殖モノが主流」
- 一貫あたりの重量:約8g
- 原価率:約32%
- 一貫あたりの原価:19円前後
- 一皿(2貫):約38円
養殖ブリは脂が乗って美味しく、安定供給が可能なため、回転寿司にはぴったりのネタ。天然ブリや鯛は時期によって価格が大きく変動するため、ほとんどが養殖です。
まとめ:100円回転寿司で狙うべきコスパ最強ネタは?
今回のランキングを振り返ると、原価率の高い=コスパが良いネタは以下の通り!
特にマグロは看板メニューのため、採算度外視で提供されることが多く、コスパ最強!
えんがわや貝類も原価率が高く、お得感がありますが、年々サイズが小さくなっているのが気になるところ。
どのネタを選ぶかはお好み次第ですが、知っておくと回転寿司がもっと楽しくなるはずです!
サーモンうまそう今すぐ食べたい
食べちゃってください笑