こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
回転寿司のウニはチリ産が多いです。
チリ産ウニの使用量は日本の消費量の実に6割以上と言われています。
2023年、ウニの日本国内在庫はかなり多いようです。
高値になったウニで利ざやを稼ごうと、たくさん輸入したのですね。
高くて思ったより売れなかった
ところが思ったより売れなくて余ってしまいました。
そのため在庫調整で値段が下がっています。
チリの漁師が海藻の収穫をやめ、ウニ漁をはじめた
2022年まではチリの漁師は海藻を収穫していました。
これは海藻が高値だったからです。そのためウニの漁獲量はだんだんと減っていました。
今年はこの海藻の値段が下落しているそうです。
ちなみにこの海藻はコチャユーヨという食用の海藻か、アルギン酸生産のための漂着海藻のどちらかだと思われます。
アルギン酸は近年代替えの素材が開発されたこともあり、需要がやや減少しているようです。
アルギン酸については以下のサイトをご覧下さい。
環境省「漂着海藻から「アルギン酸」を生み出す世界トップメーカー~
株式会社キミカ」
ウニが高値なのでウニ漁の準備をしていた
チリ産新物ウニの搬入時期については以下をご参照下さい。
ちなみに近年ウニは網で漁獲することもあるそうです。(以前は潜水して獲っていました。)
なのでちゃんと準備が必要なのですね。
ウニの高値を見込んでウニ漁の準備をしていたので、漁獲するのですね。
回転寿司のウニ、2023年は値下がりします!まとめ
というわけでチリ産のウニが値下がりする、というお話でした。
まとめると
- 回転寿司のウニは主にチリ産。
- チリ産ウニは日本の消費量の約6割以上を占める。
- 2023年、日本国内にはウニの在庫が多くある。
- 高値のウニで利益を得るために多くの輸入が行われたが、予想以上に売れなかったため在庫が余ってしまった。
- 在庫調整のためウニの価格が下がっている。
- チリの漁師は海藻の収穫からウニ漁に切り替えた。
- 以前はチリの漁師は海藻の収穫に従事していたが、海藻の価格下落によりウニ漁に移行した。
- 海藻は食用の海藻「コチャユーヨ」とアルギン酸生産用の漂着海藻のいずれかである。
- アルギン酸の需要はやや減少しており、代替素材が開発されたことが影響している。
- ウニが高値なのでウニ漁の準備をしていた。
- ウニの高値を見込んで準備をしており、漁獲が行われる。
ということでした。
ご参考になさってくださいね!
また、国産の美味しいウニはこちらからどうぞ。
やっぱり違います。