銀ダラとメロ、銀ムツ…どちらも脂が乗って美味しい魚です。

でもいまいち違いがよく分からないですよね。

切り身になっているとほんと見分けがつかないです。

そこで今日は銀ダラとメロ銀ムツの違いについて書いてみたいと思います。

銀ダラとメロは違う魚!メロと銀ムツは同じ魚?

まず銀ダラとメロは違う魚です。

そして、メロと銀ムツは呼び名が違うだけで同じ魚です。

以下分類をみてみましょう。

  • 銀だら スズキ目カジカ亜目ギンダラ科ギンダラ属
  • メロ スズキ目ノトテニア亜目ノトテニア科マジェランアイナメ属

こうしてみると、どちらもスズキ目ですね。

以上のものですととても脂がのっています。

銀ダラは北半球で獲れる、メロは南半球で獲れる

銀だらは北半球で取れる魚です。一方メロは南半球で獲れる魚なんですね。獲れる場所が全然違いますね。

両方とも、高緯度の寒い地方で獲れるというのは共通しています。

かつてメロは銀むつ、と呼ばれていた、ムツの代替え魚

かつてメロは銀むつと呼ばれていました。ムツの代替え魚のような位置付けでした。

でもムツではないのに紛らわしい名前、ということでメロと呼ぶようになりました。

銀ダラとメロの味の違い

銀ダラとメロはどちらも脂が乗っていて、味もクセがないので、同じ魚に間違われたりします。

銀ダラはくさみがある。身質は細かい

銀ダラは少しくさみがある時があります。身質はきめ細かいです。

メロはくさみが少なく、身質は大きめ

メロはくさみが少なく、身がしっかりとしています。銀だらより身質が荒い感じがします。 逆に言うと銀だらよりもしっかりした身質、とも言えます。ゼリーミートも少なめな印象です。

銀ダラとメロ、値段の違い

それでは銀ダラとメロ、値段はどう違うのでしょうか。

銀ダラの値段

銀ダラは100g198円から398円くらいで販売されています。

小型のものは安く、大型のものは高くなっています。これは大型のものは脂がのっているためです。また、大型のものの方が歩留まりがよいためです。

メロの値段

メロは100g398円以上で販売されています。銀ダラよりも高いですね。

これは乱獲のため、資源が減少したためです。

しかし最近は資源保護の活動により、回復傾向にあります。

参照MSC「海のエコラベルとは」

15年ぐらい前までは圧倒的に銀ダラが高かったです。

ところが銀だらの値段が上がるとその代わりに注目を集め、消費が増えました。そして値段が上がり、銀ダラを越えたのですね。

メロを鍋に入れて食べる?!

以前はメロは値段が安かったです。値段が安かったのでみんながこぞって買って食べました。

安くて脂があるので、鍋に入れた、という人もいます。鍋にメロが合うのか?!と思いますが、意外とあうそうですよ!今でも関東では鍋に入れて食べるそうです。

そんなこんなでメロの消費が増えました。また近年では中国への輸出が増えました。

そのためメロは庶民には届かない値段になったのです。

銀ダラとメロの見分け方

銀だらとメロの違いを箇条書きにしてみます。

  • 銀だらの方が身質がきめ細かい
  • メロの方が皮目、鱗が大きい

といったところでしょうか。

それとメロのほうが、身の色が真っ白いという印象です。

銀ダラはちょっとくすんでいたりするんですよね。

北半球の代表銀だら、南半球の代表メロ!

北半球の脂がのって美味しい魚の代表が銀だら、とすると南半球の代表はメロですね。

相撲じゃないですか北の横綱が銀ダラで南の横綱がメロといった感じでしょうか まあ相撲は東西ですけどね。

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