明太子をご存じですよね。スケソウダラの卵巣を旨辛く味付けしたものです。

ちょっとピリ辛で、美味しい食べ物ですね。

食べたことはあるけど、この明太子って一体なんなのか、おさらいしてみましょう。

明太子とは?辛子めんたいこの定義

明太子は、スケトウダラの卵巣をピリ辛の調味液に漬け込んで発酵させた食品です。

また、辛子めんたいこの定義は以下のようになっています。

規約では、「辛子めんたいこ」を、「すけとうだらの卵巣(卵を含む)に唐辛子を原料とする調味液等で味付けしたもの」と定義しています。

全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会のページより記事引用

このように、辛子めんたいこを名乗るための規約が定められています。

また、スケトウダラの卵巣を使うことが決められています。

そのためマダラの子を漬け込んだものは辛子めんたいことはいえないのです。

まぶし明太子とは?本漬け明太子とは?今では使わない言葉に

以前、まぶし明太子、本漬け明太子という言葉がありました。

この言葉、誤解を生むため現在では使ってはいけないようです。

通常めんたいこは調味液にスケトウダラの卵巣を漬け込んで作ります。この方法はとても手間がかかります。

そこでめんたいこを簡単に作る方法として「まぶし」といわれる手法がありました。

文字通りたらこに唐辛子などをまぶして辛くしたものです。

このまぶし明太子は手間がかからない分、値段は安かったのです。

ただし、味は表面が辛いたらこ、というものです。

中のほうは辛くないです。また明太子独特の旨みがありませんでした。

それに対して本漬け明太子もありました。

こちらはちゃんと調味液に漬けている明太子です。

今ではまぶし明太子は無いようです。また、まぶし明太子が無いので、本漬けも存在しないようです。

つまり現在販売されている「辛子めんたいこ」はすべて本漬けなのですね。

辛子めんたいこ食品公正取引協議会Q&A参照

明太子を発明したのは誰?

明太子はもともと韓国の「明卵漬(ミョンナンジョ)」がルーツです。

韓国で食べられていたスケトウダラの卵巣のキムチ漬けを日本人の味覚に合わせたのが辛子めんたいこです。

明太子は発明した人がいます。

ふくやの主人川原俊夫さんが、生まれそだった韓国のたらこの唐辛子漬け「明卵漬(ミョンナンジョ)」を再現しようと作り出したものです。作り方が全くわからなかった川原さんは試行錯誤の末に明卵漬とはまた別のものを作り出しました。それが明太子です。

売れる時代ではあったのですが、ただものを売るだけではなく、オリジナル商品がないと差別化できない。たまたま年末にタラコ(塩漬けにしたスケトウダラの卵巣)が仕入れられたので、正月休みを使って、釜山でよく食べた『明卵漬(ミョンランジョ)』を作ってみようと思ったのが、明太子が生まれたきっかけです。

デイリーポータルZ様のページより記事引用

その後「明太子」が徐々に全国に広まり、定着したのでした。

ちなみに苦労して明太子を作り上げたストーリーが映画化されています。配役として、川原さん役に博多華丸さん、奥さん役に富田靖子さんです。

明太子の名前の由来は?

明太子とは、博多で生まれたたらの子の漬物です。スケソウダラの卵巣のことを朝鮮語で明太(ミョンテ)というそうです。

その卵巣を半島では唐辛子やニンニクなどで味つけし、長期保存できるようにした。半島では明卵漬(ミョンナンジョ)などと呼ばれた。

九州の礎を築いた群像辛子めんたいこ編(2)誕生より記事引用

九州は地理的に朝鮮半島に近いです。

そのためキムチなどに影響されたのが明太子です。

明太子とたらこの違い

明太子はスケソウダラの卵を塩と唐辛子などで漬け込み、辛くした食品です。

たらこは塩味のみです。

辛いのが明太子、辛くないのがたらこといってもいいですね。

また、明太子とたらこは同じ工場で作っている場合が多いです。

北海道、三陸の加工メーカーはだいたい両方作っています。味を変えただけで製造過程はほぼ同じです。それで単純に売上が倍になりますからね。

たらのこ?たらこ?どっちの呼び名が正しい?

たらこはスケソウダラの卵もマダラの卵もたらこと呼ぶ!

昔の人は「たらのこ」という言い方をしていました。私の会社でもタラコを扱っていますが、昭和40年代前半生まれの社員は「たらのこ」といっています。その人が作ったデータベースで一生懸命「たらこ」を検索するのですが出てきません。色々ワードを替えてみたら「たらのこ」のワードで検索出来ました。

昔の人は「たらのこ」と呼んだのだなあとギャップを感じたものです。

昔は煮物や焼き物にしていた

昔は煮物や焼き物にしていました。

日本海側ではスケソウダラが大量に獲れました。今でも富山のタラ汁は有名ですよね。