ミツカン酢には大きく分けて穀物酢と米酢があります。
そんなミツカン酢の規格について、概要をみていきたいと思います。
ミツカン酢の規格や使い方は?配合割合など概要
- 大きく分けると醸造酢と合わせ酢がある
- 醸造酢はただの酢、合わせ酢は砂糖や塩を調合したもの
- 酢:砂糖:塩の割合は1:1.1:0.2など
- 白菊は米酢のトップブランド
- SやSGは米酢ベースの合わせ酢
- Yがつくと粕酢ベースの合わせ酢
- 30-Gは穀物酢「末広」ベース
- 東日本では末広、西日本では吟撰
と名前が違う
ということです。
さっそく詳しくみていきましょう!
ミツカン酢の規格
ミツカン酢には
- 醸造酢
- 合わせ酢
大きく分けると上記2つになります。
醸造酢とは?
醸造酢は米や穀物などを発酵して作る酢のことです。ただの酸っぱい酢ですね。
合わせ酢とは?
合わせ酢は、醸造酢を目的に合わせて調味料を加えて味付けしているものです。
寿司酢などが有名ですね。酸っぱいのが好きな人は調味料を少なく、甘いのが好きな人は砂糖を多めにします。
このように用途にあわせて原料を「合わせる」のが合わせ酢です。
ミツカン酢を寿司酢に!合わせ酢の配合割合は?
それでは醸造酢をすし酢に使うにはどうしたらよいでしょうか。
基本プロが使う酢なのと、配合自体はレシピサイトに載っているので良い、ということなんでしょう。
それでもメーカーに問い合わせたところ、きちっと教えてくれましたよ。
白菊:砂糖:塩の割合は1:0.65:0.19から1:1.1:0.2まで、好みに応じて合わせるそうです。
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このプロユースの酢で、オリジナルの酢飯を作りましょう!
というわけで、上記の割合で試してみてくださいね。
ミツカン酢のSやSGは米酢ベースの合わせ酢。
30-SGなど、「s」が入っているものがそれに当たります。
配合などによってたくさんの種類があるとのことです。
30などの数字が変わると配合なども変わるようです。
価格は白菊などの醸造酢単体よりも高くなっています。
詳しくは以下のサイトをご参照ください。
http://www4.mizkan.co.jp/prouse/product/result.html?lcode=31
これらは合せ酢になっているので、すぐにお寿司に使えます。
ミツカン酢でYがついたものは粕酢ベース
また、ミツカン酢でYがついたものは粕酢ベースの合わせ酢となっているようです。
ミツカン酢、30-Gは穀物酢ベース
特に30-Gは末広ベースで合わせた酢です。
価格は末広単体よりも高くなっています。
http://www4.mizkan.co.jp/prouse/product/shouhin.html?ShouhinID=24305
ミツカンのサイト参照
ミツカン自信の白菊とは?
白菊とは米を原料とした酢です。
これはミツカンのサイトから引用してみましょう。
白菊Rは1951年にお寿司に合う米酢として生まれました。今では国内の江戸前寿司店だけではなく、寿司が「SUSHI」として世界中に広がっていく中で、白菊Rも「SHIRAGIKU」として、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどに輸出されている、お寿司にぴったりの米酢です。米由来のまろやかな酸味と酒粕のコクがシャリに良く合います。長い歴史を通じ、お寿司屋さんの中ではすし用食酢の代表的なブランドとして浸透し、支持されています。
ミツカンのサイトより
原料は米、アルコール、食塩、酒かす、とのことです。これらの原料を発酵させて酢を作っていくのですね。
これはただの米酢ですので、すしや料理にするには合せ酢(あわせず)にしたり、調味料を配合したりします。
ミツカン酢の末広・吟撰はどんな酢?
またミツカンさんの穀物酢で「末広」「吟撰」があります。この二つは呼び名が違うだけです。
これらの特徴をミツカンさんのサイトでの説明によりますと、
小麦、米、コーンなどの穀物や酒かすを主要原料に醸造して作った醸造酢です。クセがないので、和食は勿論、洋風料理、中華料理などどんな料理にもよく合います。※東
日本地区限定製品です。http://www.mizkan.co.jp/products/detail/series40/925403.pdf
ミツカンのサイトより引用
こちらもすしに使うなら合わせる必要があります。
末広を合わせ酢にする時の配合割合
末広を合わせ酢にして使う場合は、
- 末広:砂糖:塩の割合
1:0.65:0.19
1:1.1:0.2
など、好みに応じて合わせるそうです。
ミツカンさんのページにもあるように、末広は東日本限定商品です。
吟撰は末広の関西での商品名
西日本向けはというと、吟撰という酢があります。
http://www4.mizkan.co.jp/prouse/product/shouhin.html?ShouhinID=25203
ミツカンのサイトより
こちらは西日本限定商品です。
実は末広と中身は全く同じものだそうです。
西日本では吟撰という名前で普及したので、そのまま販売しているそうです。
ミツカン酢の規格、配合のまとめ
というわけで、ミツカン酢の規格と配合をみてきました。
まとめると
- 大きく分けると醸造酢と合わせ酢がある
- 醸造酢はただの酢、合わせ酢は砂糖や塩を調合したもの
- 酢:砂糖:塩の割合は1:1.1:0.2など
- 白菊は米酢のトップブランド
- SやSGは米酢ベースの合わせ酢
- Yがつくと粕酢ベースの合わせ酢
- 30-Gは穀物酢「末広」ベース
- 東日本では末広、西日本では吟撰
と名前が違う
というものでした!
ご参考になさってくださいね!