天然の鮭と養殖の鮭の違いについて。味は?安全性は?どちらがいい?

天然の鮭と養殖の鮭の違いについて見ていきましょう。

天然の鮭と養殖の鮭では脂ののりが違う

天然の鮭は脂身が少ないです。新巻鮭ですと脂肪率は10%ほどとても少ないです。脂がのっていないと言われ年々人気が落ちています。

養殖の鮭といえば銀鮭やトラウトサーモンです。これらの脂肪率は22%にもなります。ノルウェーの脂ののったサバの脂肪率が22%なのでかなり脂が乗っていますね。

天然の鮭と養殖の鮭は育ち方が違う

天然の鮭と養殖の鮭は育ち方が違います。

※新巻鮭(天然)。

自然の中で育った天然の鮭は餌を穫るために運動量が多いです。一方養殖の鮭は餌を人間が与えてくれます。そのため運動量が少ないですね。この辺が育ちの違いです。

天然の鮭と養殖の鮭の安全性比較

天然の鮭と養殖の魚安全性を見ていきましょう。

天然の鮭は寄生虫が多い

天然の鮭は寄生虫が多いです。餌は天然の魚を生で食べている為、アニサキスや様々な寄生虫に寄生されます。

養殖の鮭は寄生虫が少ない

養殖の鮭は寄生虫が少ないです。というよりほとんどいないと言っていいと思います。人間が生成した餌を食べさせているので餌由来の寄生虫というのがほとんどいないんですね。

養殖の鮭は薬を使う

養殖の鮭は薬などを使っています。抗生物質や成長ホルモン剤などを使っている場合もあります。なのでチリなど地元の人は食べないと聞きます。

一方天然の鮭が安全かと言われるとそこもリスクがあります。鮭は生態系の上位に位置しています。そのため色々な餌の重金属や農薬、放射性物質などが体に溜まっている可能性があります。この辺が天然の安全性についての問題点です。

天然の鮭と養殖の鮭の旨味の違い

天然の鮭と養殖の鮭の旨みはどっちがあるのでしょうか。養殖の銀鮭を食べると脂身の感じがして美味しいです。

また新巻鮭などは旨味や風味があります脂肪の養殖、風味の天然ということになりますね。

天然の鮭と養殖の鮭の違いについてまとめ

というわけで天然の鮭と養殖の鮭の違いについてみてきました。

まとめると

  1. 養殖の鮭は脂が乗っている
  2. 運動して育つ天然の鮭と、ほとんど運動しない養殖の鮭
  3. 薬品などを使う養殖の鮭と重金属が溜まりやすい天然の鮭
  4. 脂の乗った養殖の鮭と風味のある天然の鮭

という違いがありましたね。ご参考にしてみてくださいね!

ちなみにどちらも安全性について悲観的なことを書いていますが、何を食べてもある程度のリスクがあります。大切なのはバランスの良い食事をしてリスクを分散させることです。あまり気にせずにバランスのよい食事を心がけましょう。
また、サケに関してもっと詳しく知りたい方は以下の本をおすすめします。