ベビーホタテをご存知ですか?
その名の通り、小さなホタテ貝のことです。
ベビーホタテとは?
ベビーホタテとは、小さいホタテを剥いて茹でたホタテ製品のことです。
主に青森県で生産されています。
ベビーホタテは、普通のホタテ貝です。
それをわざわざ小さい時期に収穫しています。
ベビーホタテはなにがいい?
ベビーホタテは帆立の子供です。
基本的には卵や白子にあたる部分がついていません。
なので栄養が卵にとられず、身に栄養があります。
そのため身が美味しいのが特徴です。
一方、普通の帆立は大きく育ててから出荷します。
大抵卵などがついています。
なので、身の美味しさ、ということではベビーホタテに軍配が上がります。
とはいえ、普通の帆立も食べ応えがあり、美味しいですよね。
ベビー帆立をサラダに混ぜて食べる場合、これがちょっと邪魔なのですよね。
陸奥湾のベビー帆立はこれを取り除いてあるので、煮物はもちろん、炒め物、サラダと幅広く使えるのですね。
青森県ほたて流通振興協会のサイトより
http://www.aomori-hotate.com/?recipes=01-2
ベビーホタテと普通の帆立の違い
ベビーホタテは帆立の子供です。
種類としては北海道などのホタテと同じものです。
それを小さいうちに収穫したのがベビーホタテです。
普通のホタテよりも小さく、むき身ですと1/5ほどの大きさです。
また、成熟していないので、卵などに栄養が取られず、身が美味しいのが特長です。
ベビー帆立の値段は高いの?
例年ですと、ベビー帆立は北海道のボイル帆立に比べると価格が高い傾向にありま
す。
これは以下の理由です。
- NET1kg(氷を除いてきちっと1kgの重さがある)から
- 幅広い用途に使えるので、人気があるから
というものです。
しかし最近(2022年時点)では、北海道のボイル帆立の価格が上がっています。
これは中国への輸出が原因の一つです。
そのため、相対的に陸奥湾のベビー帆立の価格が安くなっています。
陸奥湾の業者が北海道のボイル帆立が振るわないのを横目に、シェアを伸ばそうとしている、という見方もあります。
いずれにしてもベビー帆立の価格が安いです。→2022年追記:ベビー帆立の価格も上昇しました。
なので、個人的にはベビー帆立がとってもおすすめなのです。
ボイルのベビー帆立を製造するマルイチ横浜。
ベビー帆立のトップブランドです。
上記のホームページが詳しいのですが、
概略を説明すると
・水揚げしてから氷漬けで加工場まで運ぶので鮮度が抜群
・滅菌した海水で茹でるので、帆立の栄養、うま味が逃げずらい
・表面に氷を付けずに凍結するため、解凍時にうま味が逃げない
海水を滅菌するのに主に紫外線が使われます。
近年では茹でではなく、スチームで加工して、うま味を引き出しています。
青森県陸奥湾のベビーほたては、海中にぶら下げて養殖します。
・貝殻に穴を開け、そこにひもを通してぶら下げる方法
・海中にぶら下げたネットの中で育成する方法
の二通りがあります。
帆立の性別は、生まれたばかりの時はオスだそうです。
そのオスが性転換して、メスになります。
また、両性具有もいます。
蝶番(ちょうつがい)が黒くて弾力があり、まるでゴムのようです。
以前、これを「異物混入!ゴムが入っている!」とクレームがありました。
しかしこれは帆立の一部なのです。
ベビー帆立のサイズ
ベビー帆立のサイズに関しましては下記リンクをご参照ください。
ベビー帆立のカロリーやたんぱく質や栄養は?
https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=18627
ベビー帆立単体での栄養成分分析が見当たらないので、帆立の栄養成分をご参考ください。
ほたて貝水煮 100g当たり
エネルギー72kcal
たんぱく質17.6g
脂質 1.9g
炭水化物1.9g
食塩相当量0.6g
ざっとこのようになっています。
ちなみにたんぱく質をエネルギーで割ると
0.24gとなります。
たとえば卵(ゆで)の場合ですと
エネルギー151kcal
たんぱく質12.9g
脂質 10g
鶏ムネ肉(皮なし・焼)ですと
エネルギー195kcal
たんぱく質38.8g
脂質 3.3g
で、たんぱく質をエネルギーで割ると0.19gです。
ということはベビー帆立は鶏の胸肉よりもカロリーあたりのたんぱく質が多い、ということになりますね。
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