
ウオノエという虫をご存知ですか?
魚の口の中に寄生する虫です。
先日魚屋さんに行ってのどぐろの口を開いてみたらこのウオノエがいました。
これがウオノエ。気持ち悪いような、でもよくみるとかわいいような…
ちょっと気持ち悪いですね。
なんか映画に出てくるベイマックスみたいな見た目です。
で、お魚屋さんいわく「このウオノエ、食べられるよ」とのことでした…
なので魚屋さんと一緒に食べてみることに!恐る恐る…
ウオノエを食べる!そのお味は?
ウオノエに唐揚げ粉をまぶし 2分くらい揚げます。

カラッと揚がったところで早速試食です。

おっかなびっくりですが口に入れてみました。
噛み締めてみると、味は エビのような感じです。
というかあげすぎたせいか身の 味とかがよく分かりません。
ただ濃いエビのような味がします。
そして噛んでいると殻がジャリジャリと口の中に残ってしまいます。
食べれなくはないけど まあ無理して食べるようなもんでもないですね。
ウオノエとは?
ウオノエは魚の口のなかに寄生する虫です。
寄生する魚は多く、
- のどぐろ(赤むつ)
- 鯛
- アジ
- さわら
などに寄生するそうです。
正確には虫ではなく具足類ダイオウグソクムシなどと同じ仲間です。
両性具有と言うか性転換するそうですね。
まずオスの状態で魚の口の中に入って、舌に寄生します。
まず入ったウオノエは性転換してメスになるそうです。
そして舌を食べてしまうらしいんですね。
その後口に入ってきたオスと夫婦になるんですね。
そして産卵し、魚の口から卵を放出します。
うーん、独特な生態なんですね。
今回はそんな不思議な虫を食べた話でした!
お魚屋さんへ行ったら、許可をもらって魚の口のなかを覗いてみましょう。
もしかしたらウオノエが潜んでいるかも?!