タイノエという虫をご存知ですか?魚の口の中に寄生するウオノエ科の虫です。ウオノエ科なので、「ウオノエ」と呼ぶこともあります。ダンゴムシなどに近い種類の寄生虫の一種です。

タイノエ(ウオノエ)を発見!

先日魚屋さんに行って「のどぐろ」の口を開いてみたらこの「タイノエ(ウオノエ)」がいました!これが気持ち悪いような、かわいいような…

ウオノエ

なんか映画のベイマックスみたいですね!

タイノエ(ウオノエ)は寄生虫!名前の由来は?

タイノエはウオノエとも呼ばれる、魚の口のなかに寄生する虫です。タイノエはウオノエ科の虫です。「鯛の餌」、「魚の餌」から来た呼び名です。

Wikipedia「ウオノエ科」参照

寄生する魚は多く、

  • のどぐろ(赤むつ)
  • アジ
  • さわら

などに寄生するそうです。

正確には虫ではなく具足類です。ダイオウグソクムシなどと同じ仲間です。

タイノエ(ウオノエ)を食べる!そのお味は美味しいの?

で、お魚屋さんいわく「このウオノエ、食べられるよ」とのことでした…なので一緒に食べてみることに!恐る恐る唐揚げにしてみました。唐揚げ粉をまぶし、2分くらい揚げます。

ウオノエに唐揚げ粉を着ける

ウオノエに唐揚げ粉を着ける

カラッと揚がったところで早速試食です。

ウオノエの唐揚げ

タイノエ(ウオノエ)が揚がりました!

おっかなびっくりですが口に入れてみました。噛み締めてみると、カサカサした食感です。ただ噛めば噛むほど濃いエビのような味がします。噛んでいると殻がジャリジャリと口の中に残ってしまいます。エビのジューシーさはないですね。まあ、ジューシーだと、気持ち悪いですけどね!

不味くはないけど、まあ無理して食べるようなもんでもないですね。

タイノエは害はないの?

タイノエは人間には害はないそうです。もちろん人間には寄生しませんし、食べても害はないそうです。安心してお召し上がりください(嫌だ…)。

タイノエ(ウオノエ)の生態

タイノエ(ウオノエ)は、両性具有と言うか性転換するそうです。さらにその生態も独特です。

まずオスの状態で魚の口の中に入って、舌に寄生します。最初に入ったウオノエは性転換してメスになるそうです。そして舌を食べてしまうそうです(又は舌が壊死する)。

その後、口に入ってきたオスと夫婦になるんですね。たまたま入ってくるのを待っているのですか…気が長いですね!そうして夫婦になったウオノエは産卵し、魚の口から卵を放出します。うーん、独特な生態なんですね。

タイノエ(ウオノエ)は江戸時代は縁起物だった?

このキモかわいいタイノエ。江戸時代は縁起物だったそうです。

夫婦で寄生して、そのままずっと一緒にいるのが夫婦円満の象徴だったそうです。

結婚式などの祝い事でタイノエ付きの鯛が振舞われていたそうです。縁起物として扱われるという風習は少なくなりましたが、現在でも結婚・商売繫盛・出産祝いの席でタイノエ付きの鯛が振舞われることがあるそうな。

tsurihack様のページより記事引用

いやー江戸時代の人の感覚、すごいですね!あの見た目で縁起物…我が家の奥様なら、結婚式にこれが出たら即離婚ですよ!

タイノエ(ウオノエ)を食べた話のまとめ

今回は不思議な虫を食べた話でした!

まとめると

  • タイノエ(ウオノエ)は鯛などの口の中に寄生する虫
  • ダンゴムシなどの仲間
  • 味はエビのような味
  • 人間には寄生しないし、食べても害はない
  • 宿主の口の中で性転換し、相手を待つ
  • 江戸時代は縁起物だった

ということですね。

今回はタイノエ(ウオノエ)という不思議な寄生虫を食べた話でした。

お魚屋さんへ行ったら、許可をもらって魚の口のなかを覗いてみましょう。もしかしたらタイノエが潜んでいるかも?!

タイノエは無害でしたが、寄生虫で厄介なのがアニサキスです。そんなアニサキスは輸入の養殖サーモンにいるのでしょうか。刺身で食べられるかどうかも検証しています。以下の記事をご覧ください。

サーモンにアニサキスはいるのか?