こんにちは!フィッシュコーディネーター( @osakana_neta )です。
現在日本で流通しているうなぎの種類 は
- アンギラジャポニカ種
- アンギラロストラータ種
- アンギラアンギラ種
などがあります。
色々あって、なにがなんだかわかりませんよね。
また、味の違いも気になりますよね。
それではアンギラジャポニカ種とロストラータ種はどう違うのでしょうか。
近年日本で販売の主流となっているうなぎ2種類について解説します。
ジャポニカ種の特徴
ジャポニカ種は標準和名「ニホンウナギ」といいます。
日本で古来より獲れているうなぎですね。
ちなみに台湾や中国でも取れます。
しかし日本で消費されることが多いので ジャポニカ種(標準和名日本ニホンウナギ)と呼ばれています。
参考記事「うなぎのジャポニカ種、標準和名はニホンウナギ」
https://fish-neta.com/anguilla-japonica/
ジャポニカ種の味は?
ジャポニカ種は昔からのうなぎの味です。
良くいえば野趣あふれる味といいますか。
悪く言うとちょっと臭みが気になる味です。
ジャポニカ種の見た目
ジャポニカ種は他の子に比べると細長い スタイルです。
なのでお店で うなぎを見かけて細長ければそれはジャポニカ種 なのかもしれません。
ジャポニカ種の値段は?
ジャポニカ種の値段は高いです。
2020年時点でロストラータより1割~2割高くなっています。
まあ稚魚の価格が1kg辺り150万円を越えたりしているので高くなりますね。
中国で養殖して、中国で蒲焼きに仕上げると、スーパーで販売される価格は100グラムあたり580円くらいとなりそうです。
これだと一尾200グラムとすると1160円です。
高いですよね。
また、日本で養殖して、日本で蒲焼きに仕上げると100グラムあたり1600円もします。
一尾200グラムだとすると、3200円!
うな重が高いというのも頷けます。
ロストラータ種の味は?
ロストラータ種は味にクセがなく、身が硬めです。
そのためしっかり火を通して柔らかくします。
最近は技術の進歩で柔らかく蒸して、焼き上げています。なのでおいしですよ。
私の家族はロストラータ種の方が美味しいと感じたようです。
ロストラータ種の見た目
ジャポニカ種に比べるとロストラータ種はずんぐりとした格好です。
幅が広い感じですね。
ロストラータ種の値段は?
ロストラータ種の値段はジャポニカ種に比べると安いです。
ただ、2021年はジャポニカ種の稚魚が安く、ロストラータ種の価格が上がったので、その差はほとんどなくなっていますよ!
ジャポニカ種とロストラータ種の違いまとめ
以上、ジャポニカ種とロストラータ種の違いについてみてみました。
まとめると、
- ジャポニカ種は標準和名ニホンウナギ
- ジャポニカ種の味は少し泥臭く感じるが、昔ながらのウナギの味
- ジャポニカ種の見た目は細長い
- 価格はジャポニカ種が1、2割高い
- ロストラータ種の味はクセがなく美味しい
- ロストラータ種はずんぐりした見た目
ということです。
ちなみに土用丑の日(7月下旬)を過ぎると、価格が下がることがあります。
これはウナギの最大の需要期である丑の日のあてが外れた業者が、在庫調整のため価格を下げるからです。
なので安くジャポニカ種のウナギを味わいたければ丑の日以外が狙い目です。
PR